2月16日(木)K-Line瀧口様、篠田様にご来校いただき、キャリア教育の一環として昨年度に引き続き、特別授業を行っていただきました。以下、講義のまとめを掲載いたします。
今回は動画中心に授業を実施しました。
今日のテーマは“つなぐ”
つなぐちゃんお紹介から(港で船と陸地をつなぐビットをイメージ)
“世界中を笑顔でつなぐ”が当社の使命です。
ビデオ(川崎汽船100年の歴史と今)で川崎汽船はどんな会社かをご覧いただきました。
~チリでは、完成車の海上輸送、紙の原料となるウッドチップや鉄の原料の鉄鉱石輸送、
ワイン、ウニ他様々な品物の物流事業、チリで荷揚げされた完成車のチリ全土での自動車物流など
海運、物流を通じチリ経済発展とチリ皆さんの生活向上をサポートしています。~
最新東洋経済誌による入社が難しい会社ランキングでは弊社はコンサル、商社、出版社と肩を並べ21位。
人気が高く、入社が難しい会社です。
グローバルな企業であり、本社採用社員は極めて少人数。
海外勤務が2度、3度、世界の仲間とつながりながらビジネスを進めています。
コロナを乗り越えて~2020年からコロナが世界中蔓延し、厳しい環境となりました。
一方で、人々の生活を守るため物流を止めるわけにはゆきません。
コロナ禍でも、船乗りさんはコロナ感染防止から船から降りることなく、
長期にわたり海上から我々の生活を支えてくれました。そんな船乗りさんに届いた家族からの
応援メッセージビデオをご覧いただきました。
こうした船乗りさんを頼もしく思い、尊敬しています。
環境保全と更なる安全運航を求めて~海運会社はただ貨物を運ぶだけではなく、
地球にやさしい活動を行っています。
燃料も化石燃料の重油から天然ガス、バイオ燃料~アンモニア、水素へと、
自然エネルギーの風を利用した運航、
航海もAIによる自動運航化も進められています。
船乗りさんの生活~船乗りは最近人気が出てきており、東京海洋大学や神戸大学以外にも、
京都大学、慶応大学、早稲田大学他一般大学からも自社養成コースがあり当社に入社してきています。
ただ優秀なだけでなく、先が読める、協調性がある、処理能力がある、我慢強いなどの資質も求められます。
最近は女性の船長さんも誕生しています。
今回は、船上からのパナマ運河、ニューヨーク港、船上食事をご覧いただきました。
新入社員紹介動画~船会社にはどんな人が入社しているのでしょう?
今年入社した新入社員40名の紹介ビデオをご覧いただきました。
多いのは、サンチャゴ日本人学校生徒みなさんのような帰国子女、海外留学経験者、
学生時代にスポーツで汗を流した人かもしれません。
お別れの曲は、世界の船乗りに愛され、新造船の進水式でも流される名曲
“Sailing” を一緒に聴いて頂きました。
とてもK-Lineについて知識が深まる、分かりやすい内容をご用意いただきました。児童生徒からの感想では、船の上での生活や仕事について驚いた、という感想が多く、仲間と協力することの大切さを改めて感じた、という感想もありました。
2月2日には、JX水野様がご来校いただくなど、今年度も多くのチリでご活躍されている方々から、特別授業と題しまして、ご自身の人生や、仕事観についてお話いただきました。本校の教育活動へのご協力誠にありがとうございました。これまでの児童生徒の感想からは、「あまり知らない分野ではあったけれど、興味がわいてきた」「自分自身の進路を決定するのに、とても参考になった」などが見られ、将来を考える良い機会となりました。
来年度も高学年以上に向けた特別授業ができればと考えておりますので、ご協力いただける方、ご講演いただける方がいらっしゃいましたら、何卒よろしくお願い致します。